新幹線はなぜ遅れないのか

新幹線のブレーキ

遅れる要因はいろいろとありますが、加速したエネルギーを損失させるブレーキにも遅れは発生する要因があります。止まるということがいかに正確なのか、安全性を高められるようになれば、事故も減らせるようになり、信頼性が高まります。無駄なブレーキも必要がなくなることで、速度も維持しやすくなるでしょう。

速度を落とせない車両では、速度を安定させることも難しくなりますが、ブレーキの性能が高ければ速度もあげることができます。的確な速度での運用ができるようになるのです。最高営業速度が270kmにもなる新幹線では、驚くほどの違いが出てくる部分です。

現在の700系のブレーキシステムを見てみると、これまでのブレーキに対して停止に必要な距離を5%も短縮することができています。作り出したエネルギーを損失させる量を減らしながら、的確に停車させることができるのです。これによって、遅れにくい状況を作り出すことができるでしょう。

実際に最高速度を285kmとした場合、約3kmで停車することができるのですから、驚くべき性能といえます。地震などがあったときでも、すぐに停車させることができる安全性の高さにもつながるのですから、無駄な遅れを生み出さないためにも大切な装置といえるのです。